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メディア掲載

    【オフショア開発】KWAVEのCEO松本×CTOスマン 対談シリーズ第1弾

    今回は株式会社KWAVE CEO松本とCTOスマンによる「オフショア開発はなぜ失敗しやすいのか?開発チームの見極め方は?」などプロジェクトが成功するための秘訣をご紹介いたします!
     
     
    【オフショア開発が失敗しやすいのはなぜ?】


     
    松本:スマンさんこんにちは。早速ですが自己紹介をお願い致します。
     
     
    スマン:どうも初めまして。私はCTOのスマンと申します。KWAVEのCTOとしてジョインして5年が経ちますがこれまで様々なプロジェクトに携わってきました。本日はどうぞ宜しくお願い致します。
     
     
    松本:宜しくお願い致します。ではスマンさんから見て、エンジニア目線でのプロジェクト開発での出来事やオフショア開発という切り口も交えながらお話頂けますでしょうか。
     
     
    スマン:はい。私が日本でオフショア開発を始めてから10年経ちますが、日本のオフショアの流れでいえば最初は中国、そこからインドへと移って行きました。今では中国もインドも高くなり、最近はベトナムが日本では増えております。
    日本のお客様が心配していることは、求めたクオリティや納品時期を達成できないことだと思います。特に、ITの理解度や意思疎通が図れなかったりすると問題が起きたりして失敗してしまうという事例が過去にあります
     
     
    松本:理解度や意思疎通が図れないということはある種コミュニケーションの部分かなとも思ったりするんですけど、失敗してしまった過去の事例を思い返した時にどのようなポイントを気をつけたら失敗が減ると思いますかね?
     
     
    スマン一番大事なのは日本サイドにPMやコミット出来るディレクターがいることです。日本のお客様は日本人が対応する必要があり、言語や文化、仕事の流れがわからないと問題が起きてしまいます
    ここでPMをインド人やベトナム人が、例え日本語をわかったとしても文化や仕事のやり方、そして日本のことを理解していなければ上手く行きません。そうならないようにKWAVEでは日本国内にPMやディレクターがいて、日本のお客様は日本人が対応することでトラブルが起きにくいという構造になっております。
    事実、去年は事故0を達成しました。
     
     
    松本:事故0だったのは本当良かったですよね、我々もようやくそのフェーズまで来れたと思います。では実際に日本国内のPMやディレクターはどんなことをしてるのですか?
     
     
    スマン:日本国内のPMが日本のお客様とコミュニケーションを交えながら、開発側にしっかりと意図を伝えることをしてます。これはオフショアだからというのはあまり関係なく、日本人だけのプロジェクトであったとしてもPMの役割は開発側とお客様との間に入ってコミュニケーションを取ることが最も大事です。
     
     
    松本:確かにこれはオフショア関係無しにプロジェクトにとって肝となる部分ですよね。たまにPMって何やってんの?と言われるお客様もいますけど、ダイレクトに指示を出して上手くいくほど、簡単に人は動いてもらえないものだったりしますよね。
     
     
    【オフショア開発チームの見極め方とは?】

     
    松本:では次のテーマに移りたいと思います。フラットな目線で話せればとは思うんですけど、オフショア開発チームの見極め方ってあったりしますか?
     
     
    スマン:そうですね、KWAVEは特に意識してる部分で、他の会社も上手く行ってるところに共通してるとは思うのですが、その会社がどんなチームを組めて、どんな人がPMでアサインされて、そのPMがどんな経験があるのかが大切かと思います。
    PMが開発のこと、そして日本のことをどこまで理解しているか、エンジニアをしっかりと管理してマネジメントできているか。これによってプロジェクトごとのワークスタイルは変わってきます。
    ただ、どれだけ変わってもPMが仕事のプロセスを理解していればプロジェクトの成功確率は上がります。
     
     
    松本:プロジェクトの成功確率はPMによって左右されるというのはすごく納得出来ます。以前某大手IT企業の役員をやっていて今ではベンチャースタートアップ系の顧問を複数社やってる方も言っておりましたが、エンジニアのスキル自体は理系の大学生卒業レベルでも出来ることは多いとのことです。
    でも何が不足しているかって、その人たちを動かすマネージャーやディレクターそのものの人員プラス彼らのスキル不足が今の日本のIT業界の課題と言っておりましたね。
     
     
    【オフショア開発の重要性について】

     
    松本:PMやディレクター層の話やどのようにスキルを付けるかの話も興味深いのですが、やはり我々のポイントでもあるオフショア開発の話は切ってもきれない感じになってきましたね。ここで、「オフショア開発の未来ってこれからどうなって行くの?」「そもそもオフショア開発って必要なの?」ということも聞かせてもらえたらと思います。
     
     
    スマン:はい。日本に限らずですが、今の世界ではオフショア開発は絶対必要です。アメリカなんかはインドやフィリピンの人達と上手く関係作りながらプロジェクトが昼夜動いてます。日本も金額だけでいうと日本人だけで体制組むより安く済みます。
    さっき松本さんも言ってましたけど、単純にスキルだけでは成功しないです。ビジョンやワークスタイルを擦り合わせる等、体制に価値があると思います。この予算でこのスキルでいけるなどがありますが、結果的には予算云々ではなく成功率を上げることが重要だと思います。失敗したらその予算も0になるからです。
    なので成功率を高めることを第一に考えるべきだと思います。また、同じスキルであれば国内よりアジアの方が比較的安いかもしれませんが、単純にアジアだから安いという考えはそろそろ厳しいと思います。
     
     
    松本:そうですね。アジアだから安いというより、同等スキルを日本人と海外で比べたら割安ではあるよという意味であって、物価が安いから賃金も安いだろうというのは伸びてる業界や今後必要とされている仕事においてはあまり当てはまらないですよね。
     
     
    スマン:はい。彼ら海外のIT企業で働く人は求める賃金があります。それを払わないと動いてくれない。でもそれは当たり前であって、いくら払う?と言うよりもチームの中身を見るべきで、プロジェクトはいつまでなのか、チームはどうなのかをしっかり見れば失敗しないです。
    それが去年の事故0という結果にも繋がったと思ってます。そして松本さんの言う通りオフショアだからと言ってコストがいきなり半額とかになるわけではないです。アジア全体のレベルは上がってきているから同じスキルを求めるのなら、極端に半額にはならない。
     
     
    理解しておいてほしいのは、安く済むということはある意味失敗リスクが上がることを意味します。我々が体制を組むときはお客様がどういうプロジェクトにしたいのかでコストを変えます
    KWAVEに発注すればメンバーの保険、パソコン、作業場所代のコストはお客様はいらないのでその分日本よりかは安くなるという話です。
     
     
    松本:もうこの辺の話をしたら止まらなくなりますね。今日はもうお時間なので一旦ここまでにして次回また機会があれば続きやりましょう。

     
     
    最後までお読みいただきありがとうございました。
    KWAVEでは色んな角度から様々なバリエーションで弊社にて実際にあった事例やノウハウ等を発信していきますので次回インタビューも楽しみにして頂けたら幸いです。
     
    次回「【ITセキュリティ】KWAVEのCEO松本×CTOスマン 対談シリーズ第2弾
    お楽しみに!

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